「仮面ライダークウガ (仮面ライダー)」の版間の差分
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+ | 変身ベルト「アークル」の力で変身した超古代の戦士。4つのフォームに変身し、フォームごとに異なった能力と武器を駆使して戦う。 | ||
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超古代は九郎ヶ岳遺跡の棺に埋葬されていた人物がクウガの変身者とされ、グロンギを永遠に封じ込めるために、自らもアークルと共に棺に入り封印を司っていた。 | 超古代は九郎ヶ岳遺跡の棺に埋葬されていた人物がクウガの変身者とされ、グロンギを永遠に封じ込めるために、自らもアークルと共に棺に入り封印を司っていた。 | ||
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::しかしアークルに'''「心清く体健やかなるものこれを身につけよ さらば戦士クウガとならん ひとたび身につければ 永遠に汝とともにありてその力となるべし」'''と記されたとおり一度装着すれば二度とこのベルトを取り外す事はできなくなってしまう。 | ::しかしアークルに'''「心清く体健やかなるものこれを身につけよ さらば戦士クウガとならん ひとたび身につければ 永遠に汝とともにありてその力となるべし」'''と記されたとおり一度装着すれば二度とこのベルトを取り外す事はできなくなってしまう。 | ||
::また「金色の力」(ライジングフォーム)が覚醒したときはアマダムから脳に及んだ神経系の増殖・筋肉の活動電流の増加など、強くなる度に装着者の身体をアマダムが侵食し、最終的には「戦うためだけの生物兵器」…すなわち後述のアルティメットフォームへと変貌させる危険性がある。 | ::また「金色の力」(ライジングフォーム)が覚醒したときはアマダムから脳に及んだ神経系の増殖・筋肉の活動電流の増加など、強くなる度に装着者の身体をアマダムが侵食し、最終的には「戦うためだけの生物兵器」…すなわち後述のアルティメットフォームへと変貌させる危険性がある。 | ||
− | + | ::なお、[[仮面ライダーウィザード|後年の作品]]においてこの霊石と[[アマダム (怪人)|同名の怪人]]が出てきたが、関連性は不明。 | |
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;ドラゴンロッド | ;ドラゴンロッド |
2020年9月2日 (水) 22:25時点における最新版
仮面ライダークウガ(Kamen Rider Kuuga)
変身ベルト「アークル」の力で変身した超古代の戦士。4つのフォームに変身し、フォームごとに異なった能力と武器を駆使して戦う。
仮面ライダークウガ
超古代は九郎ヶ岳遺跡の棺に埋葬されていた人物がクウガの変身者とされ、グロンギを永遠に封じ込めるために、自らもアークルと共に棺に入り封印を司っていた。
世界を旅する冒険家である雄介は現代にて復活したグロンギ、ズ・ゴオマ・グに対抗するためにアークルを装着して変身した。
この時、自分に向けて放った言葉の中に「クウガ」という単語を聞き取り、それからこの名を使用する様になった。
…が、変身者である五代の知人の一部・敵対勢力のグロンギのみしか呼ばれず、それ以外の者は「未確認生命体第4号」もしくは「4号」等と呼称されている。
仮面ライダーディケイド
小野寺ユウスケが変身する。
能力
フォーム
- グローイングフォーム(白のクウガ)
- 身長:190cm
- 体重:90kg
- パンチ力:1.5t
- キック力:5t
- ジャンプ力:ひと跳び7.5m
- 走力:100mを10.4秒
- 基本カラー:白
- 複眼:オレンジがかかった赤
- クウガの不完全形態。見た目はマイティフォームに酷似しているが、他の形態と比べて角が短い。
- 序盤では雄介が「戦士としての心構えが不十分だったため」かクウガの力を十分に引き出せておらず、戦闘スペックもマイティフォームの半分程度と心許ない。
- また他フォームの変身限界時間(後述)を経過した場合・戦闘で大きなダメージを受けた場合も強制的にこのフォームになってしまう他、このフォームのまま変身が強制解除されると、これによって基質変化を引き起こしたアマダムを回復するまでの2時間はクウガに変身できなくなる。
- 最初のうちは一条などの例外を除いた警察側には「未確認生命体第2号」と呼ばれている。
- マイティフォーム(赤のクウガ)
- 身長:200cm
- 体重:99kg
- パンチ力:3t
- キック力:10t
- ジャンプ力:ひと跳び15m
- 走力:100mを5.2秒
- 基本カラー:赤
- 複眼: 赤
- 身体能力のバランスに優れた基本形態で、素手での打撃による格闘戦で真価を発揮する。
- 逆に言えば、どの能力も突出しておらず、一芸に特化したグロンギ怪人に苦戦したことも。
- アイデンティティワードは「邪悪なるものあらば、希望の霊石を身につけ、炎のごとく邪悪を打ち倒す戦士あり」
- ドラゴンフォーム(青のクウガ)
- 身長:200cm
- 体重:90kg
- パンチ力:1t
- キック力:3t
- ジャンプ力:ひと跳び30m以上
- 走力:100mを2秒
- 基本カラー:青
- 複眼:青
- 跳躍力や俊敏さに優れている特殊形態で、敵の攻撃を回避しつつ「ドラゴンロッド」で攻撃する。
- 物語後半は殆ど跳躍する時のみこのフォームになることが多かった。
- しかしパワーや耐久力はマイティフォームよりも低下しており、初めてこのフォームになった時に素手で戦うも、全くダメージを与えられずに敗北、パワーアップしたと思ってこのフォームで挑んだらその防御力の低さで直ぐに敗れてしまうといった場面がある。
- アイデンティティワードは「邪悪なるものあらば、その技を無に帰し、流水のごとく邪悪をなぎ払う戦士あり」
- ペガサスフォーム(緑のクウガ)
- 身長:200cm
- 体重:99kg
- パンチ力:1t
- キック力:3t
- ジャンプ力:ひと跳び15m
- 走力:100mを5.2秒
- 基本カラー:緑
- 複眼:緑
- 視覚、聴覚、反応など感覚神経が数千倍まで研ぎ澄まされた特殊形態で、紫外線や赤外線が見えたり、超音波を聞くことが出来る。右肩のアーマーは黒く、左肩のアーマーは緑で左右非対称の形状なのが特徴。
- この能力で動きが速い敵、透明能力を有する敵を正確に捉えた所を超長距離から「ペガサスボウガン」で敵を打ち抜く。
- 反面、接近戦は不得手である上に、その鋭敏さ故か他の形態と比べて身体の消耗が激しいため、このフォームを維持できるのは僅か約50秒間と短く(実際、初変身した際に雄介が鋭くなりすぎた感覚に混乱しているうちに制限時間が終了した)、それが過ぎると強制的にグローイングフォームになってしまうというデメリットもある。
- 『ディケイド』において、士が超高速能力を有する敵に対処するためにもこの形態にフォームライドしている。
- アイデンティティワードは「邪悪なるものあらば、その姿を彼方より知りて、疾風のごとく邪悪を射ぬく戦士あり」
- タイタンフォーム(紫のクウガ)
- 身長:200cm
- 体重:111kg
- パンチ力:7t
- キック力:10t
- ジャンプ力:ひと跳び10m
- 走力:100mを7.2秒
- 基本カラー:紫
- 複眼:紫
- 攻撃力と防御力に特化、腕力に秀でていた特殊形態。タイタンの装甲で敵の攻撃を防ぎながら接近し、「タイタンソード」で敵を確実に仕留める。
- その防御力から、強力な敵の攻撃からの緊急回避としてこのフォームになることもある。
- 欠点は他のフォームよりも運動性は最も低く、劇中では相手の攻撃を避けも受けもせず歩いて近付く様子から走れないイメージをされることが多かったが、スペックによると実際はそれなりに早く動くことはできるようだ。
- アイデンティティワードは「邪悪なる者あらば 鋼の鎧を身に付け 地割れの如く邪悪を斬り裂く戦士あり」
- ライジングフォーム(金の力)
- 4つのフォームから、放電を伴って強化した形態。雷の力が加わったのか、アーマーに金の装甲が追加されている。
- 遺跡から発掘された碑文にはこの放電に関する直接的な記述は無く、劇中でも雄介は「古代には存在しない形態だった」と予想した。
- 中盤メ・ギノガ・デの毒で瀕死に追い込まれた雄介への応急措置として行われた電気ショックによって部分的に覚醒し、ギノガ変異体との戦いで謎の放電現象としてその力の予兆が現れ、雄介の特訓により「ライジングフォーム」として顕現した。
- その能力は通常のフォームより高くなっている他、専用武器が強化されるが霊石アマダムの負担も大きくなったため変身活動が30秒しかできず、それを超えると元の各フォーム(ライジングペガサスの場合はグローイングフォーム)に戻ってしまう。しかし終盤でゴ・ガドル・バに敗北を喫した雄介が再び電気ショックを受けた事でライジングフォームが永続的な維持が可能となっただけでなく、更なる強化形態、アメイジングマイティが覚醒した。
- ライジングマイティフォーム(金の赤のクウガ)
- 身長:200cm
- 体重:104kg
- 基本カラー:赤と金
- 複眼:赤
- 雷の力で強化されたマイティフォーム。全体の能力がバランス良く強化され、右足にマイティキックの威力を増幅する金色の足甲マイティアンクレットが装着されている。
- ライジングドラゴンフォーム(金の青のクウガ)
- 身長:200cm
- 体重:92kg
- 基本カラー:青と金
- 複眼:青
- 雷の力で強化されたドラゴンフォーム。スピード・ジャンプ力・瞬発力・俊敏さがドラゴンと比べて格段に強化されている。
- ライジングペガサスフォーム(金の緑のクウガ)
- 身長:200cm
- 体重:99.9kg
- 基本カラー:緑と金
- 複眼:緑
- 雷の力で強化されたペガサスフォーム。超感覚能力がさらに強化されており、人間の数万倍の五感を持つ。
- ライジングタイタンフォーム(金の紫のクウガ)
- 身長:200cm
- 体重:122kg
- 基本カラー:紫と金
- 複眼:紫
- 雷の力で強化されたタイタンフォーム。パワー・防御力がかなり強化され、腕力はタイタンフォーム時の数倍にまで高まっている。
- アメイジングマイティフォーム(黒の金のクウガ)
- 身長:200cm
- 体重:125kg
- 基本カラー:黒と金
- 複眼:赤
- ライジングマイティから更に強化されて体色が黒に変質した、ライジングフォームの最強形態。ライジングマイティをさらに上回る戦闘能力を発揮できたほか、左足にもマイティアンクレットが装着されている。
- アルティメットフォーム
- 身長:202cm
- 体重:150kg
- パンチ力:80t
- キック力:100t
- ジャンプ力:ひと跳び90m
- 走力:100mを1秒
- 基本カラー:黒と金
- 複眼:黒(ダークアイ)、赤(レッドアイ)
- クウガが優しい心を失い、憎しみの力によってダグバと同等の存在である「黒き闇」、「究極の闇をもたらす者」、「凄まじき戦士」と形容される状態に変身を遂げた形態。基本カラーは黒。
- より鋭利的となった角と牙、棘状のパーツの付いた各部、全身に浮き出た血管状組織、アマダム瞳が黒くなっている等と外見は禍々しく変貌しており、いかにも他のフォームと根本的に異なっている。
- 他のフォームは勿論、他のライダーをも圧倒的に上回る戦闘スペックを持っている事もさながら、周囲の物質の原子・分子を操る事で物質をプラズマ化して標的を体内から発火させる「超自然発火能力」等の特殊能力を有している。
- だがそれは理性を失いただ「戦う為だけの生体兵器」と化して暴走することを意味しており、後半で一度このフォームになりかけた雄介はその危険性を知ってしまい、しばらくは使用していなかった。
- 後にアメイジングマイティではダグバに太刀打ちできないと知ったことで変身を決意したが、それでも人々とその笑顔を守ろうとする優しい心を保ち続けたため、普段の黒い瞳(ダークアイ)ではなく自我と優しい心を保った赤い瞳(レッドアイ)のアルティメットフォームへと変身を遂げた。一人の青年が「皆の笑顔を守りたいという意志と優しさ」を持ったまま「凄まじき戦士」に変身した事で、古代の伝説を「塗り替えた」のは、ある意味皮肉といえなくもない。
- アイデンティティワードは「聖なる泉枯れ果てし時 凄まじき戦士雷の如く出で 太陽は闇に葬られん」。
- ライジングアルティメットフォーム
- 身長:210cm
- 体重:150kg
- パンチ力:100t
- キック力:120t
- ジャンプ力:ひと跳び110m
- 走力:100mを1秒
- 基本カラー:黒と金
- 複眼:黒(ダークアイ)、赤(レッドアイ)
- オールライダー対大ショッカー及び、ディケイド完結編にて登場する最強形態。基本カラーは黒と金。
- その名の通り、アルティメットにライジングの意匠が追加され、全体的な姿もよりダグバに近づいている。当然、戦闘能力もアルティメットを上回っている。
ファイナルフォームライド
- クウガゴウラム
-
- 全長:2700mm
- 全幅:1200mm
- 重量:250kg
- 最高時速:500km/h
- モチーフ:ゴウラム
- 仮面ライダークウガのFFR形態。その姿は原典に出てきた支援機ゴウラムを模しており、巨大な両顎で空中から敵に突撃を仕掛ける。
- アルティメットゴウラム
- 全長:2700mm
- 全幅:1200mm
- 重量:260kg
- 最高時速:600km/h
- モチーフ:ゴウラム、アルティメットフォーム
- クウガアルティメットフォーム(黒)のFFR形態。クウガゴウラムと酷似しているが眼が黒、体色・アーマーの形状もアルティメットフォームに準拠した物へと変化している。重量や最高時速も若干ながら増加している。
アイテム
- アークル
- 人間を超人(=クウガ)に変身させる変身ベルト。超古代において好戦的な種族「グロンギ族」によって脅かされた「リント族」がこれに対抗すべく開発された。変身していない状態では装着者の体内に潜んでおり、MRIの検査によると、アマダムから全身に伸びていった神経状の物体が装着者の体組織と融合している。その神経組織の様な物から命令が発せられる事で、急激に身体を原子レベルで変化させ、人間では考えられないレベルで筋肉組織・神経が強化・発達する。なお、グロンギ族もこれと同じ能力を有しているが、後にグロンギの死体を調べた結果、その驚異的な能力・変身の元となっている霊石や神経組織の面でもクウガとグロンギは全く同じであった(他の平成ライダー作品にも言えるが、そういう意味では仮面ライダーのお約束をオマージュしている)。
- アマダム
- アークルに埋め込まれた使用者の願いを具現化する力を持つ霊石。装着者が戦闘で受けた傷を短時間で回復させ、命に関わる程の重傷を負った場合は装着者を仮死状態にして癒す機能がある。
- しかしアークルに「心清く体健やかなるものこれを身につけよ さらば戦士クウガとならん ひとたび身につければ 永遠に汝とともにありてその力となるべし」と記されたとおり一度装着すれば二度とこのベルトを取り外す事はできなくなってしまう。
- また「金色の力」(ライジングフォーム)が覚醒したときはアマダムから脳に及んだ神経系の増殖・筋肉の活動電流の増加など、強くなる度に装着者の身体をアマダムが侵食し、最終的には「戦うためだけの生物兵器」…すなわち後述のアルティメットフォームへと変貌させる危険性がある。
- なお、後年の作品においてこの霊石と同名の怪人が出てきたが、関連性は不明。