鳴滝(Narutakki)

様々な平行世界に現れる謎の男。チューリップハットにコート、眼鏡をかけている。

本編中の台詞と行動を読み解くと、「世界の破壊者」であるディケイド)から全世界の崩壊を防ぐ(=物語を正しい流れで保つ)という使命のもとに行動しており、ディケイドを倒すためなら他の世界に存在する仮面ライダーを刺客としてけしかけたりと様々な妨害工作を行うだけでなく、スーパーショッカーの幹部になることもある一方、大ショッカーが総攻撃を仕掛けた際は目の仇であるはずのディケイドを援護するなど、行動に謎がある。

その正体はTV本編が終わってもなお謎に包まれており、プロデューサーを担当した白石氏はtwitterで「もう鳴滝は私たちの手には負えません」と懐述している。

士たちの拠点である光写真館キバーラを刺客として送り込むが、キバーラにも独自の意図があり、両者の利害がどれだけ一致しているのかは不明。

登場作品と役柄

仮面ライダーディケイド
劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー
劇場版 仮面ライダー×仮面ライダー W&ディケイド MOVIE大戦2010
劇場版 仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦
MASKED RIDER DECADE EDITION -ストロンガーの世界-
本作では『世界の物語を正しい流れで保つ』ことが目的で、それを歪めることでその世界はもちろん他の平行世界に悪影響を及ぼすであろうディケイドを敵視している。
その一方でその流れが『世界が滅びに向かう』ことが分かっていてもそれを黙認する、にディケイドを倒せと叫ぶなど非情さと狂気を垣間見せた。
…が、後者は折り悪く(?)茂はディケイドの言葉で目が覚めた後だったため、聞き入れるどころかストロンガーから鉄拳の一撃を食らってしまう。
小説 仮面ライダーディケイド 門矢士の世界~レンズの中の箱庭
原作と同様ディケイドを敵視しているが、この小説では独自の設定として、彼の正体や目的が明らかになっている。
自分のいた世界に絶望したことで故郷を捨て、光写真館で自分だけ理想の世界を追い求めて、様々な世界を巡っている内に、自分のいた世界に関する記憶が曖昧になり、怪人に変貌した。
怪人になったことで人智を超えた力を手にしたが、人間の生命エネルギーを定期的に吸い続けないと滅ぶ体になってしまい、「士の世界」の人間達を襲っては生命エネルギーを吸い続けた。これ等の一連は「吸血鬼事件」として扱われている。
その中で仮面ライダーの存在を知り、ライダーの力をカードとして扱えるディケイドとディエンドの力を注目し、自分と同じ故郷の世界で絶望した海東と結託して、彼に9枚のライダーカードの収集を命じた。
ライダーカードの力を自分の物にすれば、エネルギーを経るリスクはなくなる上、全ての世界を破壊し、理想の一つの世界を創造出来る神の如くの力まで持てる。
一方ディケイドを増悪してる理由は、同じ「故郷を嫌悪する者」でありながら、数多の並行世界を救う彼の行動は自分の計画において最大の障害となるからである。
終盤ではディケイドの殺害を躊躇った海東を殺し、彼が持ったライダーカードでさらなる力を手に入れ、外見も人間のそれではなく巨大な赤黒い鬼(名称不明)に変貌する

人間関係

門矢士
「様々な次元」を渡り歩く「世界の破壊者」と敵視し、彼が様々な世界の危機を救っているのにも関わらず、「この世界もディケイドによって破壊された!」などと怒りを露わにしている。
光夏海
士と共に旅をしている彼女に「ディケイドを止めれるのは君だけだ」と言っている。そして…。
海東大樹
小野寺ユウスケ
キバーラ

名台詞

TVシリーズ

「おのれディケイドォォォォォ!」
ディケイドに対して。もはや鳴滝の代名詞ともいえる台詞であり、視聴者からは「不都合なことがあると全てディケイドのせいにする」という意味のネットスラングとして定着した。

劇場版

その他

「やってくるのはディケイドだけではない。クウガからキバまでこれまでの平成ライダーがすべて参加する。シンケンジャーとともに戦うというのだが、この私を潰そうというのか?」
「それだけではない。「フレッシュプリキュア!」も会場ではみんなといっしょに踊るらしい。これは楽しみだ。プリキュアとなら私もいっしょに踊るかもしれない」
仮面ライダーディケイドテレビ朝日公式サイトでの発言。ちなみにこれはヒーローライブスペシャル2009年の事であり、鳴滝はそれの予告という役割をやっている。
…が、プリキュアと一緒に踊る鳴滝の姿はものすごくシュールに思えてしまう。それが切欠か、ファンの間では「プリキュア好き」という二次設定が定着している。

テンプレート:仮面ライダーシリーズ